相続を意識する年齢が近づいて「どんな対策をして良いのかわからない!」などのご相談があります。
ご自身が入院されたことをきっかけに相続対策を考える方もいらっしゃいます。
病気になってしまうと、財産のことまで考える精神的・時間的余裕がなくなり、慌てて相続対策に着手するよりは治療に専念し、家族との時間を大切に過ごしたいと思います。
残された子供にとっても、重い病気を患っていたり、余命を宣告されたりした親に相続対策の話をするのは、精神的な負担になりますし、なかなか言い出せるものではありません。
財産の規模が大きい土地持ち資産家ほど相続対策を生前から行う傾向にありますが、現状としては、生前対策を行っている資産家はそれほど多いとは言えません。
■ 相続税対策には時間がかかります
生前に相続対策をする大切さは、不動産を含めた相続財産について最善の分割方法について話し合いを行い、相続税の節税方法について事前に検討することができるところです。
生前の相続対策および相続税対策を行うためには相当な時間がかかります。
税理士などの専門家は、すべての財産について完全に把握した上で、相続対策・相続税対策をご提案する必要があります。
部分的な財産のみ把握しただけでは間違った対策を提案してしまうことになります。
土地・建物をどこにどのくらい所有しているのか?
法人を持っているか?
どれだけの財産評価となるのか?
など、現状を細かく把握するのに最低半年からかかるケースもあります。
それから相続人の方々を交えた打ち合わせや、実際に対策に着手するまでに1年くらいはかかるケースがほとんどです。
相続人が後でもめたり相続税の納税資金に困ったりしないために、そして最大限に節税し、後継者に円滑に財産を受け渡すためにも、相続対策および相続税対策の話は家族全員が元気で、笑っているうちに始めるのが良いと思います。
株式会社CeRiche(セーリッシュ)では、相続診断士の資格を持ったスタッフが在籍しております。
不動産を活用した相続税対策のご相談も承っております。
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