厚生労働省の統計によると、65歳以上の7人に1人が認知症にかかっていると言われています。
高齢者人口の増加とともに、増えていく可能性があります。
認知症を防ぐために、なっても進行しにくくさせる方法としてあげられているものをご紹介したいと思います。
認知症の予防には、日頃からの健康状態を良い状態に保つ、認知症で低下しやすい機能を鍛えることが大切と言われています。
軽い運動や家事や趣味などの知的活動、そして十分な食事と睡眠が認知症の予防に良いとされています。
■ 軽い運動の例
ラジオ体操やウォーキング、グランドコルフなど
運動することから、脳が活性化し、脳の機能を鍛えることにもつながります。
身体を動かす(身体運動)何かを考えること(認知課題)は、脳の機能を同時に使うため、認知症予防にとても効果的と言われています。
運動をすると、血流がよくなるため、脳や全身の細胞に酸素が行き渡り、細胞の活性化にもつながります。
逆に運動不足だと、高血圧や糖尿病などの生活習慣病の発症リスクが高まります。
それにより、脳卒中が起きてしまうと、脳血管性認知症になったり、うまく身体が動かせないことで、脳への刺激が減った結果、アルツハイマー型認知症になる可能性もあります。
運動を取り入れることは大切ことで、散歩であれば1日30分以上、週3回程度を目安にして行うなど続けて行うことも大切です。はじめは慣れないと思いますので、短い距離からはじめて、回数を増やすなど心掛けてみてはいかがでしょうか。
■ 十分な食事と睡眠
良い脳の状態を保つことも、認知症予防にはとても大切です。
疲れていたり、低栄養状態になっていたり状態が良くないと、脳は十分に機能することができず、その状態で認知症予防のために運動や知的活動を行ったとしても、脳の状態はよくならず、十分な効果は期待できません。
運動不足や、生活習慣病による認知症の発生・悪化が懸念されますが、生活の乱れによっても生活習慣病のリスクは高くなります。
認知症予防のために、しっかりとした食事と睡眠を心がけていきましょう。
■ 知的活動の例として
読書やパソコン作業、趣味や家事、サークル参加など
脳トレやゲームも知的活動として良いものにあたります。
知的活動は物事を考えることが多いので、脳の機能を多く使う必要があるため、認知症の予防にもつながると言われています。
手や指を使う知的活動は脳に良い刺激を与え、同時に複数のことを考える脳トレやゲームなどは、複数の脳の部位を同時に使うので、非常に有効な予防法になります。
何よりも、楽しく行うことが脳の機能の向上にとても大切と言われています。
好きなことを楽しく続ける方が、脳に良い影響をもたらします。
ぜひ、この機会に好きなことにチャレンジしてみるのはいかがでしょうか。
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認知症になる前に備えとして、考えてみてはいかがでしょうか。