高齢化社会が進んでいく中で相続の件数は今後も増えていくことが予想されており、家計資産(個人資産)の多くは60歳以上の年齢階級に集中しているので今後20年~30年に渡り年間数十兆円規模の不動産相続が起こることになります。これから迎える「大争族時代」に備えて、相続のトラブルを未然に防ぐことが当社の重要なミッションになると考えています。
世帯主年齢階級別1世帯当たり家計資産の内訳(二人以上の世帯)「出典元:平成26 年度全国消費実態調査(総」
高まる相続コンサルティングのニーズ
相続発生件数の増加に伴い、遺産分割事件による訴訟件数も増加しています。また、遺産の価格別で見てみると5,000 万円以下の遺産分割事件が全体の75.9%を占めていることからも、相続トラブルが身近なものになってきていることがわかります。
「出典元:出典元:最高裁判所「司法統計年報(家事事件編)」 「出典元:平成27 年司法統計年報家事事件編」不動産相続に着目したセーリッシュの相続コンサルティング
トラブルになる原因としては遺産の半分以上が不動産であることが挙げられます。不動産は専門の知識がなければ扱うこと自体が非常に難しく、価格も比較的高額になりがちです。また、収益を上げている不動産、ただ固定資産税を払っているだけの不動産など様々な形態の不動産を評価することは専門家でなければできないので、不動産は分割することが難しいためトラブルの火種となります。
しかし、弁護士や司法書士、税理士などの専門家に相談するのはなかなかハードルが高く、「相談しただけで高額な費用がかかるのではないか?」・「複数の士業の間でたらい回しにされるのではないか?」等の不安があり後手後手になるといったことも指摘されています。そこで私たちは、不動産の専門家が相続診断士の資格を持つことで相続のトラブルを事前に防ぐことが今後の「大相続時代」を迎える上で社会的に重要なミッションとなると考え、これから迎える「大相続時代」の道先案内人として、みなさまの相続をサポートしてまいります。